kyoukokukenbunshi’s diary

狂国見聞史 生きづらい世の中に対して感じたことを書きます

インフレは禁句

 


みみっちい話なのだが、最近、食料品の中身は少なくなったのに、値段が高くなっている。

 


先日、袋入りの乾パスタを買ったので、家族でお昼にパスタでも食べようと、今度はドラッグストアにパスタソースを買いに行った。一人前分ずつ袋に包装されたパスタソースだと、二パック必要で、一人前分余ってしまうし、やや高いのでコストパフォーマンスが悪い。そこで、二〜三人前分が一つの缶に入っているものにしたのだが、なんだか前に買った時よりも一回り小さくなっているような気がする。玉ねぎが家にあるので、みじん切りにして炒めてこのパスタソースに足せば良いと思って、ウェットティッシュや冷凍うどんと一緒に買ったのだが、レジに行くと前はこんなに高かったかなと思う会計になっている。

 


必要最低限の買い物をしているつもりなのだが、最近は何でも量が少なくなり、高い気がする。量があれば、質がうんと悪くなっている。

 


実質的に物価が上がり、インフレになってきていると思うのだが、株価が上がった事はニュースになっても、インフレのイの字も出てこない気がする。

 


新聞の印刷に使われるインクの質も下がったように感じる。大手新聞でも、色がなくなって、なんだか戦時中の白黒の新聞の色合いに近づいたように思える。

 


それだけどこの会社も経営が悪化して良いものを作る余裕がないとも言えるが、今まで正社員がやっていた仕事が非正規職員の仕事になり、非正規であっても雇い続けるのが難しくなると今度は単発のアルバイトに現場を任せるようになる実態を、身を持って知ってきているので、企業にはどこにも専門の人がいないというのも事実なのかもしれない。

 


新聞やテレビは景気全体の話や企業の業績の話はする。従業員が勤務日数や給料を減らされるのは企業が苦しいのだから仕方ない、国も赤字だから保障はこれ以上できないと言わんばかりだ。

 


単発でできるアルバイトの紹介をするアプリを携帯に入れているのだが、仕事を見ると宅配デリバリーの仕事や、保育士の仕事まで日雇いになっている。せいぜい、日給4000円にしかならないアルバイトの仕事が、自動車免許保有者や保育士の資格がある人のみを対象に紹介されているのだ。

 


これでは、資格を取るために必要なお金を出せない人は日雇いアルバイトすらできないのである。

 


インフレという言葉も禁句のようになり、具体的に労働者を助ける制度も充分に働いてない中、どんどん物価だけは上がっている。

 


充分に食べられない人も多いだろうし、少し食料品や衛生用品を買うだけであっという間に財布が空になるのでは、困窮して自殺を考える人が増えるばかりである。