kyoukokukenbunshi’s diary

狂国見聞史 生きづらい世の中に対して感じたことを書きます

武器よさらば 出版

私もよくスマートフォンを使っている現代人ですが、手元の機械に夢中になって、周りが見えていない事がよくあります。

自分の事にしても、周りの人の事にしても、世の中にしても、物事の優先順位が狂いつつあるのを感じますが、今、一番私たちが問題視しなくてはならない脅威は何かというと、気候変動(地球温暖化)です。

地球温暖化という言葉そのものは、私が小学生くらいの時に、子供向けの科学雑誌にも載っていましたし、当時問題視もされて報道していた記憶があります。

しかし、私達がその対策をきちんとしてこなかった為に、日本では豪雨災害が起き、夏は非常に暑くて熱中症による死者が出るなどの被害が出ています。

ヨーロッパやインド、アラスカでも熱波が記録され、死者が出ています。

私達が気候変動に対応する猶予はあまりなく、後11年ほどしか時間が残されていません。

日本では来年、東京オリンピックが夏に開催される予定ですが、こんなに暑くて死者が出ないだろうか、と不安になるほど、異常気象が続いていますね。年々酷くなります。(オリンピックに関する問題はこれだけではないのですが)

ところで、私が所属している研究所、The Asia Instituteでは、かなり早くから気候変動の問題に着目してきました。

物事の優先順位がおかしいと言ったら、気候変動への対策は殆どせず、アメリカの推し進める核戦争の準備を各国がやっているのは滑稽です。

日本でも集団的自衛権が認められて、着々と軍事国家に後戻りする方向に向かっていますが、実際のところ、日本の自衛隊が一番取り組まなくてはいけないのは戦争ではなく、災害復旧、災害対策だったりします。

The Asia Instituteの所長であり、友人でもあるエマニュエル ・パストリッチさんが、この度、日本で気候変動と憲法9条について書いた本「武器よさらば」を出版することになりました。

私も文章の修正を少しお手伝いし、この本の書評を書きました。(私の書いた書評は、おそらく7月10日あたりに中央日報日本語版に載る予定です)

軍縮が必要だという話になると、いや防衛の為には武器は必要だという意見が一般市民の間でも多く見受けられますが、今本当に必要な事って何でしょうか?というところから、この本は日本の気候変動への対策、また軍縮の具体例を提示してくれています。

また、本そのものは7月25日発売予定で、アマゾンや書店などで注文できますが、出版に伴い、パストリッチさんも来日され、大阪、京都、福井、東京で講演会やサイン会を開催される予定です。

ご興味のある方、お近くの方は是非どうぞ。

情報は今の時点で決まっていて、私がわかる範囲で載せていますので、あしからず。



武器よさらば」出版記念 大阪 サイン会

2019年7月14日 18時~20時

〒530-0012 大阪市北区芝田1丁目1-35 大阪新阪急ホテル 1F

武器よさらば」著者・エマニュエル・パストリッチさん 講演会

■2019年7月15日(月・祝) 13:00-15:00■奈良県女性センター
■資料代 300円 *奈良県女性センターは近鉄奈良駅・東向商店街のなかにあります


主催 環境学者エマニェル・パストリッチさんの話を聞く会 【連絡先】090 8234 0077 (川瀬) *講師新著『武器よさらば 地球温暖化の危機と憲法9条』(東方出版)会場で1500円で販売します


武器よさらば
エマニュエル・パストリッチさんとの座談会

時:2019年7月15日(月 )18時-20時
所:市民環境研究所
京都市左京区田中里ノ前21石川ビル305
075-711-4832


2019年 7月 19日(金曜日)18:00 ~ 20:00
東洋大学、白山キャンパス、スカイホール(2号館16階)
東京都文京区白山5―28-20(白山駅
協賛: Extinction Rebellion Japan, The Asia Institute

日本の平和憲法って、外国の方から観ても尊い憲法なんですよね。

私達も誇りを持って憲法9条を守り、気候変動への対策もしていきたいですね。

日本ではまだまだ、異常気象は認識しながらも気候変動への対策をすべきだという声が多くありません。

この本はタイムリーなテーマというか、今の日本、今の世界、今を生きる人がしなくてはならない事を考えさせてくれる良著です。

是非、お手にとって読んでみてください。

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