パストリッチ氏の朝鮮学校訪問2
文章が全部載せられなかったようなので、続きの文章をこちらに載せます。
すみません。以下本文↓
二人は朝鮮語と日朝両国の歴史を教えながら地域社会に基盤を置く教育システムを構築しようと日々努力を重ねているのだが、それに対する根強い差別や逆境にも負けず、朝鮮学校がどうすれば生き残れるのかについてとても熱く語ってくれた。
私たちのためにわざわざタコ焼きを作ってきてくれた十五人ほどの生徒と一緒にテーブルを囲んだ。レイチェルは私のことなどそっちのけで、すぐさま生徒たちとのおしゃべりに夢中になっていた。私は校長室に行って金校長と一時間ほど話を交わしたのだが、日本で朝鮮語教育をしながら日本やその他の地域に残る帝国主義と植民地支配の遺産を正確に指摘する難しさについて語り合った。
また、金校長は自分たちが企画した日本の社会・経済問題に関連した公開セミナーの資料を見せてくれた。学校では現実問題について集中的に学習して、そして、芸術、音楽、作文等は課外活動ではなく必修授業として学ぶことに私は改めて強い印象を受けた。
数ヵ月後、私の友人である河中氏がこの学校を訪れて、生徒たちに現代アジア情勢の展望についてインタビューを行なった。