kyoukokukenbunshi’s diary

狂国見聞史 生きづらい世の中に対して感じたことを書きます

豪雨災害よりもカジノ

西日本で豪雨災害があったにもかかわらず、カジノ法案の審議を進めた与党に対して、野党議員が垂れ幕を掲げて抗議した結果、抗議した彼らを懲罰の対象とした与党。

人の命を軽んじる政治のやり方に抗議するだけで懲罰を受けるとは、もうどうにもならないくらい日本は独裁政権に近づいてきている、ということでしょうか。

しかし、今の若い人は特に「抗議する」「波風を立てる」事に対してネガティブなイメージを抱くのか、与党に反発する野党に対してあまり良い印象を抱いていない模様です。

強い者には卑屈に媚び、弱い者には居丈高に振る舞うと表現していた方がFacebook友達にいましたが、あんまり意識もせずにそうなっている人が多いのかな、と思います。

正論を吐く人や矛盾をつく人は村八分に遭う日本社会ですが、小さい頃から大人の顔色を伺いながら本音と建て前を使い分け、外からの指摘は排除する事を繰り返していたら、そうもなるかな。。

けれども長崎で平和運動をやっている高校生からのメッセージは真摯で純粋で、ドロドロした社会に残された僅かな清涼剤のようなものでした。

その話を母にしたら、「長崎とか広島の教育って、他と違うのかもしれないね」と言っていた。

かたや、東京の小学校では小学生が将来、政治家になって、武器や兵器の売買をやめさせて平和な世の中を作りたいと文集に書こうとしたところ、「政権批判を含む内容だから書き直せ」と学校から書き直しを命じられたりしたという情報もある。

どっちにしても言える事は、この国はお上に楯突かない教育をしてきているし、従順な下僕のような国民が今の政権を支えているし、なかなか良い方向には行かないだろうな、ということ。

東日本大震災の時はもう少しマシな対応をしていたと思うけど、災害時ってその政権の資質がモロに出ますね。

被災者にまで根性論を強いるのは、今に始まった事ではないけれど、ニュースは目で追いながらも政権への批判をする人に対して冷ややかな目線を送る雰囲気が、益々与党を調子に乗らせているように思います…

ある意味、感覚が放蕩している事が当たり前の時代になったのね。